【オーナー向け】家賃管理アプリの選び方!無料と有料どっちがいい?
賃貸経営で一番重要なのは、オーナーの収入源になる家賃です。家賃滞納などのトラブルを防ぐには、綿密な管理が求められます。
最近では、オーナー向けの家賃管理アプリが多く開発されており、円滑な経営に役立つといわれています。利用者も増加中ですから、賢い不動産オーナーならば取り入れたいところです。
ここでは家賃管理アプリを使うメリットや選び方を紹介します。
賃貸経営におけるオーナーの困りごととは
さまざまなオーナー向けのアプリが開発されている背景には、賃貸経営でオーナーが直面するトラブルの存在があります。
家賃に関するトラブルは多い
国土交通省が2019年に行ったアンケート調査結果である「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査(家主)」によると、オーナーが経験した賃貸住宅での入居者などに関するトラブルは以下の順番で多いです。
順位 | 項目 | 割合(%) |
---|---|---|
1 | 滞納家賃が発生し、家賃が適切に入金されない | 23.6 |
2 | 入居者からの修繕などの要望対応に手間やお金がかかる | 18.9 |
3 | 賃料・敷金などが、管理業者から入金されるまでに時間を要する | 10.8 |
ここから、賃貸経営では家賃に関するトラブルが多いことがわかります。
家賃に関するトラブルはオーナーの利益に関わる問題のため、早急に解決が必要です。
家賃の未払いにも悪意のあるものと、うっかり家賃の支払いを忘れてしまったという単純な失敗の両方があり、それぞれ適切な対応が求められます。
また、周辺相場より低い家賃で賃貸借契約を締結していたり、入居者から家賃の値下げを求められたりすることがあるでしょう。最悪の場合、入居者からの値下げ交渉に応じなくても、提示してきた値下げ家賃分しか払ってくれないという一方的な対応をされるトラブルも考えられます。
こうした対応を任せるために管理会社と契約しても、オーナーが報告を受けたときには手遅れの状態になっているケースも少なくありません。
家賃などの金銭面については、管理会社に任せきりにせず、自身でも状況を把握しておき、すぐに異変に気が付けるようにしておきましょう。
入居者によるトラブル
家賃トラブルと並んでオーナーを悩ませるのが、入居者同士のトラブルやクレームです。
近年の新型コロナウイルス流行により、多くの企業が在宅勤務の制度を導入した結果、平日の昼間に家で働く人が急増しました。
家の中で過ごす時間が増加したことで、入居者間のトラブル、特に騒音に関するものが増えたと考えられます。
家賃管理はアプリでできる!
一昔前では家賃管理というと、管理会社が入金明細を紙に印刷してオーナーに送付するだけでした。しかし、デジタル化が進み、アプリなどのツールを使った方法が主流となりつつあります。
ここでは、アプリを使って家賃管理をするメリットやデメリットなどを紹介します。
アプリを使うメリット
アプリを使う最大のメリットは、いつでもどこでも管理ができることです。隙間時間などにパッと確認できるため、特に会社員が副業として賃貸経営を行う場合は便利でしょう。
また、多くのオーナーが検討するであろうExcel(エクセル)による家賃管理は数字の羅列だけになりやすいです。しかし、アプリを使用すれば、さまざまな情報を直感的に把握できます。
最近は紙やデータを送付、またはアップロードするだけでアプリに情報が反映されるサービスもあります。手間をかけずに簡単に収支から稼働状況などを確認できます。
アプリを使うデメリット
デメリットとして考えられるのは、導入までの敷居が高いことです。
正確には、家賃管理アプリを無料ダウンロードして、会員登録など必要な情報を入力する「だけ」で導入できるのですが、今までなじみのないものを使い始めるのに抵抗を感じる方も多いようです。
これは、最近利用者が増えた電子マネーについても、当初は拒絶感を抱いたのと似ているものがあります。
また、エクセルによる管理と比較した場合、複数の管理を一括で行う際に不便を感じるかもしれません。
エクセルであれば置換機能やコピー、関数などを用いて全データを一括して修正できます。それに対して家賃管理アプリは、1件単位で修正が必要なものもあります。
こんな使い方もできる!
アプリで家賃管理をすると管理会社の運営状況が可視化できるため、改善を依頼する材料になります。さらに空室解消に向けて対策を検討するために活用できます。
また、アプリ内にデータをまとめられるので、他人が見ても所有状況がわかりやすいのもエクセルなどでは得られない効果といえます。もし不測の事態が発生した場合も、管理がしやすく、相続などでも役に立つでしょう。
さらに手続きが複雑な確定申告時に、簡単に年間の収支を確認するために使えることは、多くのオーナーの助けになります。
家賃管理アプリを選ぶポイント
アプリは多機能であることも重要ですが、もっとも大切なのは、家賃管理を中心とした主要な機能が充実しているかどうかです。
ここでアプリを選ぶ際の判断材料になるポイントをいくつか紹介します。
無料か有料か
無料か有料か、どちらがよいかといえば無料で使えるほうがよいのは当然です。
重要なのは、無料で基本的な機能を網羅していることです。その上で、有料会員となれば多機能かつ便利な機能が開放されるシステムのものだとよいでしょう。
オーナー向けの家賃管理アプリには、以下のような種類があります。
- 無料で家賃管理機能は使用できるが、それ以外の機能は有料なもの
- 家賃管理とそれ以外の機能が一部無料で使用できるが、すべて使用するには有料のもの
無料で家賃管理機能が使用できれば、そのアプリの性能や使い勝手がわかります。それ以外の機能が不要であっても、無料のままで十分活用できるため、最初は前者の機能性を持っているほうがよいでしょう。
多機能なことは否定しませんが、無料で使える家賃管理の機能がすくなければ、継続使用にならないかもしれません。
必要な項目をすべて網羅しているか
毎月の家賃回収に関して確認が必要な項目は、以下のように複数あります。
- 毎月の入金実績
- 入金日
- 未払い賃料
- 未払い理由
- 支払い予定日
- 支払い方法
- 督促日
- 督促内容
こうした項目を網羅しているかどうかは、家賃管理アプリが日常的に使えるものがどうかを見極めるポイントです。一度無料登録をして確認してみたり、実際に入力や修正したりして、使用に耐えられるものか試してみる必要があります。
操作が簡単か
パソコンの管理画面だけでなく、スマートフォンでも直感的に使用できるかが大切です。
スマートフォンの画面は小さく、スクロールしない範囲には多くの機能が詰め込めません。その画面を見たときに直感的に理解できることが、家賃管理アプリを使用する利点でもあります。
画面の切り替えや必要な情報の確認が、簡単な操作でできるかどうかを確認しましょう。使用するオーナーとの相性もあるので、まずは試してみましょう。
メモ機能の有無や自由に編集ができるか
物件ごとや部屋ごと、入居者ごとにメモを残せると家賃管理が格段に楽になります。
入居者の性格や行動、クレーム内容を残したり、部屋にある欠陥や注意点などをメモしたりと、自由記述のフォームは使用頻度の多いものです。
拡張性の高さは、家賃管理アプリの汎用性を高めます。
運営会社のサポート体制が充実しているか
万が一、運営会社が破産してしまった場合、アプリのメンテナンスや更新は途絶えてしまい、将来的にデータの消失につながります。
サポート体制が充実している運営会社であればリスクは少なく、安心してアプリの使用を始められます。
もし、使用した際に不明点や改善要望があれば、どんどん問い合わせをしてみましょう。すぐに改善するのは難しくとも、何かしらの納得のいくレスポンスがあるのか確認ができます。
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また周辺の賃貸データなどのマーケットデータが見られるので、長期間の資産運用で頼りになるパートナーとなるでしょう。
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