税金に関する不動産投資セミナーの選び方!確定申告や節税など、学ぶべき内容は?

不動産投資や不動産経営に関連する情報を探していると、さまざまなセミナーが開催されていることが目につくでしょう。
その中でも多くの不動産投資家が注目しているのが、税金や収益アップなどに関するセミナーです。ここではセミナーを受けるメリットや選び方、学ぶべき内容を詳しく紹介します。
不動産投資セミナーを受けると得られるメリット!
独学だけに頼らず、セミナーを活用するメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
効率的な不動産投資ができる
特に税金に関係する内容は、専門的で理解しにくいものが多いです。また、年々制度が変更されるため、自分だけで勉強するのには限界があります。セミナーを利用すれば、専門家から最新情報を得られます。
書籍を読むだけでは理解しにくかった部分も、わかりやすく学べます。有料セミナーにお金を使ったとしても、より短時間で有益な情報や知識が得られるなら、それで浮いた時間を本質的な経営にかけられます。
セミナーへの参加は、不動産投資のコストパフォーマンス、タイムパフォーマンスの向上につながります。
ほかのオーナーとつながりができる
リアルの会場で開催されるセミナーは、そこに集まったほかのオーナーとつながりを持つ機会と考えることもできます。
普段なかなか得られない、ほかの不動産オーナーの話を聞く機会があれば、思わぬ情報や不動産投資のノウハウを吸収できる可能性があります。
ひとりで不動産経営をしていると、孤独感に陥ることもあるでしょう。同じ不動産投資をしている仲間がいれば、同じような悩みを共有したり、ときに助け合ったりできます。
そうしたつながりをつくる場として、セミナーを活用できます。
モチベーションを維持できる
不動産投資を含め、投資の成功のためには、ある程度長い期間運営を続けることが大切です。
そこで重要なのが、モチベーションの維持や管理です。経営がうまくいっていない局面で、地道に改善を繰り返して続けることは、意外と精神力が試されるものです。
そんなときにモチベーションを高める方法として、セミナーは有益です。
セミナーで役立つ知識を学んだら、自然と「自分も試してみたい!」という気持ちが湧いてくるはずです。また、何かを学んでいるとき、学ぼうとしているときは、その姿勢そのものが前向きで、ポジティブな行動といえます。
ほかに大勢の参加者がいるという状況も刺激になるでしょう。
経営がマンネリ化してきた、やる気が出なくなってきたというときに、セミナーに参加してみれば、またスイッチが入るかもしれません。
税金に関する不動産投資セミナーで学ぶべき内容
税金に関する不動産投資セミナーは、さまざまなテーマや切り口で企画されており、学べる内容は多岐に渡ります。では、どのようなことが学べるのでしょうか。
確定申告
人気テーマのひとつが、確定申告です。
不動産投資で収入を得ている人は、確定申告を行う必要があります。しかし、いままで会社員で確定申告の経験がない人にとっては、少々ハードルが高い面もあります。
確定申告は、そもそも税金に関する仕組みや意義の理解があったほうがスムーズです。実務的には、基礎的な簿記の知識もあったほうがよいとされます。
書籍やインターネットで十分理解できるという人はよいですが、セミナーのほうがわかりやすいという人も多いでしょう。特に、不動産投資ビギナーの人は、初期のうちに、経営の基礎知識として学んでおくことをおすすめします。
節税
節税も、人気のセミナーテーマのひとつです。
不動産投資で収益を上げるには、まずは安定的に入居者を確保する必要があります。しかし、入居者募集が軌道に乗ったあとは、コストカットとしての税金対策、つまり「節税」が重要なポイントになってきます。
複雑な税制を踏まえて節税をするには、専門知識をもとにした細かなノウハウやコツが必要ですので、セミナーが役立ちます。
特に節税は、一歩間違うと法令に違反してしまい、ペナルティを課されるおそれがあります。専門家から正しい知識を学んでおくことが重要です。
ある程度、不動産投資を実践している人向けのセミナーテーマといえるでしょう。
関連記事:家賃収入にかかる税金の計算。所得額で違う税率や控除について解説
購入時や売却時の税金
不動産を所有していると、さまざまな局面で税金が発生します。
所有していることで生じる固定資産税、収益に対する所得税や住民税などは、わかりやすいでしょう。一方、購入や売却の際にかかる税金は、売買がそう頻繁ではないため、見落とされやすいです。
しかし不動産投資では、出口戦略が重要です。出口戦略とは、所有する物件を売却して、物件購入時の費用も含めていかに収支をプラスにして投資を終了させるかの計画です。
不動産の売買では、以下のようなさまざまな税金が関係します。
- 売却益(譲渡所得)にかかる所得税や住民税
- 不動産を取得したときにかかる不動産取得税
- 不動産の登記にかかる登録免許税
- 売買契約などに必要な印紙税
こうした知識も持っておかないと、せっかく不動産経営で得た利益も必要以上に目減りしてしまいます。そのため税制については、十分に理解しておきたいものです。セミナーを活用して、知識を整理しておきましょう。
相続・相続税
ある程度以上の年齢のオーナーは、相続についても知っておくべきです。また、そもそも相続対策の一環として不動産投資を行う人も少なくないでしょう。
相続という場面で、不動産は税金の額を左右する重要な要素なので、正しい知識を持っておくことが大切です。
しかし、相続の仕組みや制度自体が複雑で、一般的になじみがないため、不動産のこととは別に自力で勉強をするのは大変です。
そこで、セミナーを活用して、コンパクトに必要な知識だけを仕入れるのがよいでしょう。
セミナーの選び方
数あるセミナーの中から適したものを選ぶために、選び方のポイントを紹介します。
現地開催かオンライン開催か
セミナーは、開催の形態として、以下の2つに分かれます。
- 現地開催(リアルセミナー、オフライン開催)
- オンライン開催
セミナーといえば現地開催が基本でしたが、近年、オンラインセミナーも増えてきています。
2つの開催の形態には、それぞれ以下のようなメリットとデメリットがあります。
順位 | 現地開催 | オンラインセミナー |
---|---|---|
メリット |
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デメリット |
|
一方的な受講になりやすく、セミナーの醍醐味(だいごみ)を感じにくい |
特にコロナ禍以降は、感染症対策などの面でオンラインセミナーが一気に拡大し、主流になりつつあります。
また、一方的な受講になりやすいというデメリットは、セミナー主催者の工夫で補えることも多いです。ビギナーであれば、まずは気軽にオンラインセミナーから試してみるのがよいでしょう。
無料か有料か
セミナーには、無料のものと有料のものがあります。全体としては無料セミナーが多く、特にオンラインセミナーは無料のものが多数派でしょう。
有料のセミナーは、それだけクオリティが高く、高度に専門的な内容のものが多いです。お金をかけるだけの価値はありますが、内容が高度すぎて「受講してもついていけない」「学んだことをすぐには活用できそうにない」ということのないよう、自分のレベルに合ったものかどうか、吟味する必要があります。
まずは、気軽に参加しやすい無料のセミナーから学び始めることをおすすめします。そこからもっと学びを深めたい部分や不足している知識について、ピンポイントで有料セミナーを活用しましょう。
なお、無料のセミナーは、より高度な内容の有料セミナーへの導入として開催していたり、自社サービスのプロモーションの一環として提供していたりすることもあります。そうした背景も理解したうえで受講しましょう。
講師・運営会社
セミナーで登壇する講師のプロフィールや、主催する運営会社についてもチェックしてみましょう。
講師は、専門家であることは間違いないでしょうが、セミナーに期待するものに合った講師を選ぶと「参加してよかった」といえる確率が高まります。
より専門的で高度な内容を求めるなら、税理士などの資格の有無や、著作・実績などに注目しましょう。
運営会社についても、以下のようにさまざまなバックグラウンドの運営会社があります。
- 不動産会社
- 不動産関連のサービス提供をしている会社
- 金融商品を販売している会社
- 不動産関連以外にもセミナーを企画・開催している会社
- 税理士・弁護士などの士業
テーマにもよりますが、不動産関連の事業を行っている運営会社のほうが、実地に即した情報やノウハウの蓄積があるので、実務に活用できる内容を期待できるでしょう。
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